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患者中心の医療
   - 目次 -
   ○  患者も主体的に参加する医療
   病気やケガの治療法等について調べる
   ○  医師とのコミュニケーション
   ○  かしこい診察の受け方
   ○  かしこい患者は相談上手

患者も主体的に参加する医療

ひと昔前までは、"患者は黙って先生の言うとおりに!” という時代もあったようですが、今の時代・・
医師は
 ○患者の病状や検査方法、治療方法等について十分な説明をする
 ○患者が説明内容を十分理解し、同意の上で検査や治療を行う
患者は
 ○医師から十分な説明を受け
 ○納得した上で検査や治療を受ける
このように、「医師から病状および診療行為(検査、治療)について十分な説明を受け、納得した上で検査や治療に同意すること」を、“インフォームドコンセント”といいます。

 患者は、病気を治すことを目的として病院を受診し、医師も、患者が求める最善の医療の提供を目指して医療を行います。
その中で、あたりまえのことですが、患者は十分に説明を聞くこと、そして、医師と患者の両者でしっかり相談し、納得した医療を受けることが、患者にとっても医師にとっても大切なことになります。


 医師は十分な説明をし同意の上で医療を行うことになりますが、その際に患者が思っていること、考えていることを医療者側にきちんと伝えることが重要で、患者は、医師とのコミュニケーション上手になることが大切になります。
 病状がどうであるとか、検査をしてほしいとか、もっと説明してほしいとか、どのような治療を望むとか、きちんと伝えないといけません。
でも・・・
先生には、はっきりと伝えにくい、聞きにくいっていう方はいませんか?
医師と患者の関係は、医師が上でも患者が上でもありません。お互いの距離をなくした『治療へ向けての信頼関係』を築くことが大切です。

わからないことは遠慮せずにどんどん質問して、『治療へ向けての信頼関係』を築いて下さい。

※医療法第一条の四 第二項に、「医師、歯科医師、薬剤師、看護師、その他の医療の担い手は、医療を提供するに当たり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならない。」と規定されています。
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病気やケガの治療法等について調べる

 検査や診断、治療法等については、主治医に相談し十分な説明を受けた上で“納得の医療”を受けることが重要なポイントとなります。
 患者と医療者が一緒に診療方法を選択する時、お互いが納得し、合意できるためには、患者側もある程度の知識を得ていることが必要です。
 そこで、ここでは、医師の説明を受ける前、受けた後等、「医師から説明された内容の整理」と「診療方法の選択」に役立つサイトを紹介します。

公益財団法人日本医療機能評価機構 医療情報サービスmindsは、厚生労働省委託事業(EBM(根拠に基づく医療))普及推進事業)として、患者と医療者の双方を支援するため、診療ガイドラインと関連情報を提供しています。
 患者と医療者が、科学的合理性が高いと考えられる診療方法を選択するにあたり、情報を共有し、患者と医療者の合意の上で最善の診療方法を選択できるよう、情報面からの支援がなされています。
公益財団法人日本医療機能評価機構 医療情報サービスmindsのページへ

独立行政法人国立がんセンター がん対策情報センターは、がんについて様々な情報を提供してあります。
国立がんセンターがん対策情報センターのページへ
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医師とのコミュニケーション

 医師とどのようにコミュニケーションをとるかが、納得の医療が受けられるかどうかの分かれ目となります。
 病気を治すのは患者と医師の共同作業!!
 限られた診察時間の中で、十分伝えられるよう、十分聞くことができるよう、不安を解消できるよう、納得できるよう、安心できるようにしましょう。

-ある夫婦の会話-
妻「あーた、今日病院に行ってきたとでしょ。先生はなんて言いなはった?」
夫「難しか病名ば言いなはったばってん・・・」
妻「説明は聞かんかったとね?」
夫「なんか説明しよらしたばってん、さっぱりわからんかった。先生は忙しかごたるけん、質問もできんだったたい。」
妻「んなら、どぎゃんすればよかてね?」
夫「・・・わからん。」
妻「結局なーんも聞いてきとらんたい!」

医師に自分の症状をうまく伝えられなかったり、聞きたいと思ったことがちゃんと聞けなかった事例です。
もちろんその場で医師に尋ねることが大切ですが、質問しづらかったり、どのように尋ねたらいいのかわからない、という経験をしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
そこで、今回は短い時間で不安を解消できるように、医師とのコミュニケーションにおけるポイントをご紹介します。

 ① はじめにメモ帳を準備してください。そして、自分の症状や飲んでいる薬などをメモしてみましょう。そのほかにも不安なこと、聞きたいことがあればメモしておくとよいですね。 
 ② 病院に行くときにはそのメモ帳を持っていきましょう。診察室でそのメモ帳を見ながら、自分の症状について、医師に話してみてください。要領よく伝えることができると、医師も正しく理解してスムーズに診察がすすみます。
 ③ 医師からの説明はメモを取って確認しましょう。特にわかりにくかったところや手術などの重要な内容は、そのメモを医師や看護師に見てもらい、自分の理解が正しいか尋ねるのも1つの方法です。わかりにくいときは何度でも質問してください。わからないまま治療をすすめて、こんなはずではなかったとならないように、焦らず納得できるまで自分の病気や治療法についての理解を深めていきましょう。

 病気を治すのは患者と医師の共同作業です。メモ帳を活用してお互いに理解し合って治療をすすめていきましょう。

 時には医師と患者のすれ違い?が起こることもあります。その例を次に載せています。皆さんコミュニケーション上手になって下さい。
医師と患者のすれ違い 勘違いしやすい医師のひと言

 ※  医療者は、日々研鑽のうえで人命を救う仕事をしています。コミュニケーション上手になるには、医療者に感謝の意を表すことも大切です。
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かしこい診察の受け方

かしこい患者になるために、上手な診察の受け方のポイントを箇条書きにしました。
 ● 質問は事前に考えておき、 2、3点に絞る
 ●  メモを活用する
 ●  わかりにくいことは何度でも尋ねる
 ●  希望は勇気を出してはっきり言う
 ●  納得したことは、言葉に出して相手に伝える
納得していない時も、言葉に出して相手に伝える
 ●  時には家族も一緒に話を聞く
 等がポイントになります。
上手な医者のかかり方10ヶ条(厚生省研究班作成)
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かしこい患者は相談上手

疑問や不安を抱え込まないで、医療機関のスタッフに遠慮なく相談しましょう。
熊本市では、熊本市保健所に相談窓口を設け、医療に関する様々な相談にお答えしています。
熊本市医療安全相談センター・医療安全相談窓口
相談窓口専用電話番号 096-211-4756
受付時間:午前8時半~正午  午後1時から5時まで
(土日・祝日・年始年末を除く)
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